弊社レコメンドサービス「アイジェントASP」に、今回、ECサイト管理者があらかじめ設定したルールでお奨め商品を表示するルールベース機能を新たに投入することにしました。
NIKKEIネットなどでも取り上げていただきました。⇒記事はこちら。
レコメンドの技術では、行動ベースのもの、いわゆる協調フィルタリングとよばれるものが主流です。簡単にいうと、商品Aと商品Bがよく組み合わせで買われているのであれば、商品Aを買った人に商品Bをおすすめすれば買ってもらえるのではないかというロジックです。
行動ベースはサイトユーザー(消費者)の生の声のリアルタイムな反映といえます。これが、レコメンドサービスは、サイトに店員がいて、個別のお客様の好みを知りつくしていて、その好みにあわせておすすめをするようなものだと言われる所以です。
ルールベースは、この商品にはこれを重点的に売りたいといったECサイト側の意図を反映するものです。
データマイニングをしてルールを作ってそれをおすすめに使えるのでは?という質問もでるでしょうが、サイトユーザーの動きは一定ではなく、また、ルールを何千、何万作らねばならないという運用上の問題もあり、行動ベースのようなワン・ツー・ワンということにはなりませんが、この特定商品にはこちらの特定商品をどうしても出したいといった場合にルールベースは大変有効です。
やはり、そういった決め打ちのレコメンドも入れたいというお客様の要望から今回ルールベースを導入することにいたしました。(リリース予定は9月半ば。)
私たちシルバーエッグでは、顧客サイトにおけるレコメンド活用に関しての提案活動を常に行っておりますが、アイジェントASPがECサイトでのユーザー行動から絶えず生成している相関データと合わせて、ルールベースを戦略的に活用できるよう、今後もECサイトの役に立つレコメンデーション施策を提案していこうと思います!