グーグルのJake Brutlagが、おもしろいことに、マイクロソフトのEric Schurmanと一緒に、「パフォーマンスがユーザーに対してどのような影響をもつか」という共同プレゼン(英語です)を行っています。また、グーグルでのWeb検索におけるスピードの重要性についての短いペーパーをだしているそうです。
100から400ms(ミリ秒)という、ユーザーが感知するには低すぎる遅れをわざと検索結果の表示にもたらしたところ、0.2%から0.6%という検索行為の低下につながったということです。
アマゾンやヤフーでも同様にABテストをした結果として、ほんのちょっとの表示の遅れは顧客満足に致命的なダメージを与えるということがわかっています。
これはレコメンド表示においても非常に大事な要素ですが、検索と異なり自社サイトでサービスを提供しているのではなく、ASPで提供する場合がほとんであり、レコメンドサービスの提供側だけでコントロールできるものではありません。といっても、レコメンドが素早く表示されないと、マイナスなのは明白。
シルバーエッグ・テクノロジーでは、常にパフォーマンスも測定しており、弊社のお客様のサイトにてベストなスピードでレコメンド表示でできるようにしています。本当に、100ミリ秒単位の戦いではありますが、これもサイトユーザーの使い勝手のよさに直結するところですので、大事に考えています。コアエンジンのパフォーマンスだけでなく、システム全体の設計の善し悪しが問われるところですね。
Googleは、「ウェブをもっと速く」という試みをサイトでもパブリッシュしているので、興味のある方はどうぞ。→"make the web faster".