JINという人気になったマンガがありますが、現代の外科医が
明治維新まぎわの江戸時代にタイムスリップするというお話です。
歴史好きな私には結構おもしろく読めたのですが、その中に
『鬼手仏心』(きしゅぶっしん)という言葉が紹介されていました。
医者、とくに外科医は患者の体を切って開くが、それは患者を救うためである、
手で行う事は残酷でも心には慈悲心があるという意味だそうです。
これは経営にもあてはまるのかと考えてみました。
会社のビジョンの達成をするには会社が存続しなくてはならないわけで、
そのためには利益を出すことが必須となるわけです。
そうすると、どうしてもマネジメントには厳しさが伴う。
その厳しさに、ひとりひとりの社員の成長を願わないでやると
単なる鬼になっちゃうんだろうなと思う次第です。
仏と鬼の境目、ここを行き来するところに
マネジメントの難しさがあるんだろうなと思う今日この頃。