子供の行っているインターで中学生の親向けの懇談会があり、
今回のテーマは、「デジタル化の動きの中で、親としてどのように
対応していくべきか」ということでした。
そういえば、Facebookやスマホが出てきたのはここ数年のことです。
アメリカでも子供のほうがすっかりと新しいデジタルメディアや
デバイスを使いこなし、親の方は子供についていけずにどうしたら
という人たちも多いようですね。
それに対応するために、学校でもこのような懇談会が開かれたり、
親のために子供への対応へのマニュアル的なビデオを
作る会社があったり、というのが、結構アメリカ的。
なるほどと思ったので、内容をあげました。原文でのビデオと記事は
こちらのリンクでどうぞ。↓↓
http://www.commonsensemedia.org/advice-for-parents/rules-road-parents-digital-age
親のとるべき対応の10か条ですが次のとおりです。
1. 子供の模範になること
例えば親が夕食の席でスマホを見ているのに、子供にはご飯を食べるときは
スマホは見ちゃだめといっても言うことを聞く訳がありません。
親が言い聞かせても子供は言うことを聞きません。
子供は親のやっていることを真似するものなのです。
2. オンラインで何をしているのかを知っておくこと
子供がオンラインで何をしているのかに興味を持って知っておくことが大切です。
3. バリュー(価値観)を共有する
オンラインでは、不用意なメールの返事やソーシャルメディアでのコメント発言で、
知らないうちに人を傷つけることもあります。オンライン上の行動についての
注意点をきちんと話して理解させましょう。
4. リミットを決めておく
インターネットをみる時間、スマホでゲームをする時間は無制限ではいけません。
何事も、やっていい時間とそうでない時間はあるはず。それを教えましょう。
5. バランスのある生活をさせる
オンラインとオフラインのバランスがとれた時間の過ごし方を子供たちができるようにしましょう。
6. 自分の行為の責任をもたせる
スマホやビデオゲームなどを楽しめるという権利があるのであれば、
親と決めた使い方のルールを守るというのは当然のこと。子供がルールを
守らなければ、その権利もなくなるという因果関係をわからせることが大事です。
7. 危険性について教えること
オンライン上にあるものは、誰でも簡単にコピーして変更し、
またどこかに掲載することができるのだということを教えましょう。
とくに写真画像などをあげた場合に、後からその画像を
削除したくてもできないということを。
8. "Yes"ということを学ぶ
親は、「だめ」といいがちですが、子供が楽しめるサイトもたくさんあります。
「イエス」ということも親として学びましょう。
9. 特殊な技術ではないことを知ること
インターネットやスマホは、最先端の特殊技術ではありません。
普通の人たちが十分に使いこなせるものです。
親が尻込みしていては行けません。自分自身もいろいろと学びましょう。
10. しかめっ面はやめて楽しむこと
デジタル文化は、子供にかつてないすばらしい機会を提供します。
そのためにも、親も子供と一緒に楽しむこと。一方的な会話でなく
子供と一緒に楽しみましょう。
結局は、デジタルメディアやツールに親も子供もコントロールされるな、
コントロールする側になれというメッセージかなと思います。
それと、最後の「楽しもう!Enjoy」というところ、
これがあってこそ他の9つのルールが生きると思いました。
デジタルライフで明るいファミリー!・・・なんか、生保の広告みたいですが。。