おもしろい記事があったので紹介します。
YahooのCEOのCarol Bartzさんがパーソナライゼーションについて、このように答えています。
「Yahoo!は、毎日何百万人という人が、関心を持っている他の人やものごとについて何が起こっているのかを確認しにくるところです。
人々は、ニュースやスポーツの結果、株価、昨日のTV番組のハイライトといった「外の世界」で起こっていることと、メールや写真、グループ、夢といった、「個人の世界」の両方で起こっていることをチェックしにこられるのです。
ユーザーをよく知ることによって、これらのふたつの世界をユーザーであるみなさんに提供することができます。我々の強みは、「relevance(関連性)」だと考えています。ニュースであれ、天気であれ、とにかくあなたが興味をもっているものを提供できるという強みです。」
ただ、2年前にもYahooのファウンダーの一人のYang氏も、「予測技術を使って、個別ユーザーにベストなウェブポータルを作る」ことを言っていたということがあり、実は、その前にもパーソナライゼーションの重要性が何回も説かれていたという事実があります。
つまり、これが何を意味しているかということですが、Yahooがまだパーソナライゼーションを実現できていないということではなく、パーソナライゼーションにおいては、検索分野でGoogleがなしえたようなスマッシュヒットを打てている会社が「まだ」でてきていないということです。今後のウェブにおけるパーソナライゼーションのプロトタイプとなるべき技術とビジネスモデルを提供できる会社になるための競争はますます激化しそうです。