先週の金曜日の15時より、EC研究会で、「国内外のレコメンデーションの現状と展望」という題にて話をする機会を頂戴しました。EC研究会の土屋さんとは、8、9年前から顔見知りです。本当に今も積極的に新しいEビジネスの情報をビジネスコミュニティに知らせる役割をされていて感心します。私が同研究会で話をするのは実は2回目です。
今回は、ミッドタウンにあるヤフー株式会社の中の会議室が会場でした。大変立派な会場でした。講演部分は40分、ついでQ&Aという段取りだったのですが、ちょっと頑張って用意しすぎたらしく、最後の方はかなりスライドをスキップしなければならなくなったのが残念です。やはり、現在、レコメンデーションのフィールドでは多くのことが起こっていますので、40分では全部お話ししきれませんでした。
今回は、まず
- 1996年から2000年当時のレコメンデーションの状況(米国VS日本)
- 現在のレコメンデーションの状況(米国VS日本)
- 日米のレコメンデーション市場における違い
- レコメンデーションのドライバーとしてのパーソナライゼーション、Web3.0の説明
をお話しました。
とくに、日本ではすっかりSPツールとしての認識が先行してしまっていますが、レコメンデーションの歴史上も、現在でも米国では、「パーソナライゼーション」がベースにしっかりと存在しているところが大きな差です。
その後、
- レコメンデーションの実際の利用例
- Googleのニュースレコメンデーション
と話していったのですが、時間がなくなってしまい、かなりなスライドを飛ばしてしまいました。
Googleのニュースレコメンデーションにも表れているパーソナライゼーションへの動きはとくに注目すべき動きだと思います。
最後に、シルバーエッグの新しいソリューション、コンテンツサイト向けレコメンデーション「クリックストーム」のご説明を駆け足で行いました。この技術は、現在のEC向けレコメンデーションでは対応できていないコンテンツサイト向けに新たに開発された新技術で、サイト内のクリックの流れをリアルタイムに解析して、ユーザーが次にみたいと思うコンテンツに誘導できるものです。
終わってから数人の方から「わかりやすかった」といっていただき、ほっとしました。時間もないとどうも早口になりがちです。また、もう少しゆっくりとお話できる機会があるといいですが。