来週5日の日経ネットアンドマーケティングフォーラムにて当社のフォーリーが話をするプレゼンのスライドを訳していると、「Divide and Conquer」という言葉に出くわしました。
そのまま訳すと「分割と征服」。
なんのこっちゃ全く意味不明なので、トムに聞いたところ、プログラミングなどでも使う考え方で、大きな問題にぶちあたっても、その問題を細かくわけてひとつずつ解決していくことで、全体の問題も解決できる、という考え方だそうです。(ローマ帝国の統治方法などから来ているようですが。→大変よい説明をしているページがありましたので興味のある方はここをクリックください。)
じゃあ、なんでそれがレコメンドと関係あるのかということですが、トム曰く、
「これまでの顧客を属性等でセグメントするマーケティングが主流であったが、より個別の顧客に対して対応していくことがもとめられている。顧客の嗜好を解明するという問題を考えたときに、どの単位での嗜好を考えるべきかということだ。
女性というグループの嗜好より、30代女性というように、単位を小さくしていく方が、より正確な嗜好の捉え方ができる。そしての究極の単位は、もちろん一人の人間という単位になるだろう。」
そしてここでレコメンドが威力を発揮するということだということでした。
「Divide and Conquer」 正しくは『分割統治』と訳すようです。意味はわかったのですが、この議論だけでプレゼンの時間が終わっちゃいそうなので、別のもっとわかりやすい言い方に結局変えてもらうことにしました。
英語もレコメンドも「深いなぁ」と思わせるエピソードでしたが、そんなわけで、5日のプレゼンには、この言葉はでてまいりません。。。