とある方のご紹介で、京都祇園のあるお茶屋さんのお母さん
(お茶屋さんでは女将さんのことをお母さんというらしい)にご紹介いただきました。
共通の女友達からのご紹介だったので、お昼にお邪魔して、
カウンターでお茶をいただきながらいろいろとお話を伺いました。
たまたま、そのお母さんのお母さんが出ていらっしゃって、草餅とお薄を
出していただきまして、とってもおいしかったです!
お手前すっかり忘れていましたが、お椀をまわして飲むことぐらいは
覚えておりました。。。
お母さんのお母さんはもと、祇園の芸妓さんで
そこでご自分でお茶屋を始められた「創業者」です。
現在のお母さんはその娘さん。非常に有名な一力は男の人が継いでるものの
ほとんどのお茶屋さんは女性がつぐので、男の子しかできなかったお茶屋さんは
そのお母さん限りということになっちゃうんだそうです。
家業はいつも後継者問題がつきませんね。
お茶屋もいっとき350軒あったのがいまでは60軒ほどしかないそうです。
昔は、お客様も粋な人が多く、経済人だけでなく、文化人、経済人や有名な教授さんなど
京都に集まられていたようです。それらの方々のお名前を伺うとますます京都の歴史を感じます。
お茶屋さんにもリーマンショックはあったようで、羽振りの良いお客様は減ったようです。
お話は尽きなかったのですが、お客様がこられる時間になったので
私たちも失礼させていただきました。
帰りも小雨が降り出した中、花見小路の先まで見送りいただき、
京都のホスピタリティを改めて感じさせていただきました。