『一瞬で人を動かすハーバードの技術』というミミ・ゴッス氏著の本を
読みました。
影響を及ぼす一言の大切さ、どのように簡潔でパワフルなメッセージを
作るのかということを説明した本です。
内容はそのとおりでそれなりにおもしろかったのですが、
少し違和感があったのが、実際に引用されている「一言」
でした。英語が原文の「一言」であるものを日本語に翻訳している
ものがほとんどだったので、
それらの一言の持つ原語でのインパクトが
伝わってこなかったことです。
ここは、翻訳文だけでなく原文もそえてほしかったです。
ただひとつ例外は、ハンフリーボガードの「君の瞳に乾杯」
という一言です。
この一言は原語では"Here's looking at you, kid"というのですが
こればっかりは、日本語の意訳のほうがインパクトがあると
思います。
これも日本語がNativeだからそう思うのかもしれませんが。。
ビジネスマンとしては効果的な言葉の使い方は非常に
大事なスキルなので、そういった意味では参考になる本だと思います。