昨日は母校である神戸女学院大学で講義をしてきました。
キャリアプロフィールというコースの1講義をうけもっているのですが、
今年で8回目です。
最初は先生とよばれるのがくすぐったかったですが、
最近ではすっかり身につきました。(先生!とよばれてハイハイと答えてます。)
このコースの内容は、「卒業生から仕事というものについての生の声を聞くことで
学生たちが今後のキャリアを考える上での参考にする」というものです。
私以外の講師は、会議通訳や法廷通訳の方、著述業、UN関係など専門職が
多く、ベンチャー企業の経営者というのは私のみです。
ということで、講義では、専門職と会社という組織で働くことの違いを
自分のキャリア経験を通してお話ししたり、女性としての結婚と仕事の両立や、
起業や企業経営経験をエピソードを交えて学生さんたちに紹介してます。
実際、いろいろやってきてるので、「どんだけ~」とびっくりされます。
下記が私のキャリアの一部です。
卒業 → プー(2か月ほど) → 医学部教授秘書 → 大阪府知事付通訳 → 同時通訳者 → 起業(1回目)
→ 起業(現職:シルバーエッグ・テクノロジー)
講義のあとに書いてもらうレポートに一番多い感想が
「そんなに失敗をしたのにめげないというのに驚きました。」
というものでした。。。
まあ、実際たくさん失敗しましたからねぇ。でも新しいことに
チャレンジしていないと失敗もしません。そういう意味では
たくさん新しいことにチャレンジしてきたので悔いはありませんし、
失敗していちいち落ち込んでたら、体がもちません。
こう考えられなければベンチャーなんて起業すべきではないですね。
今回も、次のココ・シャネルの言葉を学生さんたちに贈って、
「みなさんも頑張ってね」と講義をしめくくりました。
「20歳の顔は自然の贈り物。
50歳の顔はあなたの功績。
(Nature gives you the face you have at 20;
it is up to you to merit the face you have at 50.)」
ほぼ20歳前後である学生さんたちの顔を見ながら、
さて、「今の私の顔はどんな顔だろう」と、
ひとりでドキリとした今年の講義でした。