男の子の躾け方―あるドイツ人からの提言 (クラウス・シュペネマン 著)という本をよみました。
男の子というよりは、子どもの躾け方という内容です。
(一部抜粋)
・・・私がPTAでこう主張すると、きまってこういう人がいる。
「日本では、そんな夢多き子とか、そんな個性的な子は、かならず逸脱者になりますよ!」
逸脱者になってもいいではないか。子どもが夢をなくし、現実の競争の中で勝ち進み、エリートといわれる職についたとしても、面白みのない、乾いた人間になるよりはましだ。・・・
この本が書かれたのは1980年であり、内容的には古いところがあるものの、日本教育や社会の特徴や問題点の鋭い指摘がなされています。この当時に指摘された問題点は改善されておらず、今の教育現場は当時よりも一層破壊されていることは明らかです。私達は次世代の教育について、政府や教育機関に一任するべきではなく、この本にも書いてあるとおり、各家庭が教育の場としてどうあるべきかを真剣に考える時なのです。
しかしながら大変に残念であり、今の日本社会の閉塞化を表しているのではないかと危惧をもたされたのが、この本についてのアマゾンのカスタマー・レビューです。ここ最近に書かれたレビューが3つありましたがすべて、ドイツ人のドイツ賛美の本にすぎない、日本の悪口本だという意見です。確かに著者の書き方は学者的であり、ときには古臭い感じるときもあり、私からするとドイツ人だなぁと思わせる部分もありましたが、著者は日本の悪口をいっているのではなく、逆に日本人の奥様をもたれ、日本に縁がある身の上として、少しでも日本が良くなって欲しい思いで書かれていると私は思いました。
異なる意見、ものの見方を受容し学ぶことができなければ、国際化はありえない。孫子がいっているように、競争力を持つには敵を知ることです。国際化は即ち国際的競争力をもつことにつながります。われわれの子供の世代が少しでも良くなる努力をするのが今のわれわれの世代の責任であると思う次第です。
しかしながら大変に残念であり、今の日本社会の閉塞化を表しているのではないかと危惧をもたされたのが、この本についてのアマゾンのカスタマー・レビューです。ここ最近に書かれたレビューが3つありましたがすべて、ドイツ人のドイツ賛美の本にすぎない、日本の悪口本だという意見です。確かに著者の書き方は学者的であり、ときには古臭い感じるときもあり、私からするとドイツ人だなぁと思わせる部分もありましたが、著者は日本の悪口をいっているのではなく、逆に日本人の奥様をもたれ、日本に縁がある身の上として、少しでも日本が良くなって欲しい思いで書かれていると私は思いました。
異なる意見、ものの見方を受容し学ぶことができなければ、国際化はありえない。孫子がいっているように、競争力を持つには敵を知ることです。国際化は即ち国際的競争力をもつことにつながります。われわれの子供の世代が少しでも良くなる努力をするのが今のわれわれの世代の責任であると思う次第です。