大震災もあって、長らくブログをご無沙汰しておりましたが、
桜の花が満開になり、新しい息吹が芽生える季節になったこともあって、
新たな前向きな気持ちでまたブログを再開することにしました。
日本全員で前向きになり、このたびの悲劇を乗り越えていければと思います。
さて、今回は、以前にも書いたテニスのコーチに聞いたよい話の三弾目です。
ちなみに過去のエントリーはこれです。
先日、うちの息子が初めてテニスの試合を経験しました。
11歳以下のこれまで試合に出たことのない子供たちが
参加する試合で、総当たりの練習戦のようなイメージです。
なかなか勝てないうちの子供を見てコーチに、
「あんなので大丈夫でしょうか。」と聞くと、
コーチがこのように話してくれました。
「この段階では必ずしも勝たなくていいのです。
それより大事なことは、負けたときに、練習で学んだことの
何ができていなかったかを子供が自分でわかることです。
試合で負けたということは、子供自身がよくわかって
います。なので、それをあえて子供にいう必要は
ありません。それよりも、コーチの役目としては、
子供に、何が足らなかったのか気付かせることです。
そういった『気づき』がある子供は絶対伸びますよ。」
なるほど、至言。部下の教育も、失敗したら注意する
または、こうしなさいという指示を出すのではなく、
部下が自ら気付くための指導が必要ということですね。
それと、もう一つコーチ曰く、子供の親が、試合や練習にすべて
べた付きで、ビデオや写真をとって、子供にコーチ以上に
教えている場合、9割方その子供はどこかでつぶれてしまう
とのことです。親の期待に押しつぶされるのですね。
親の役割はいろいろな可能性に子供の目を向けること。
でも、その後は子供の自立性を育みたいものです。