実は浴室をリフォームしなければならなくなりました。
というのも台所が古くてリフォームせねばならずにリフォームしたところ、
2階にある浴室から水が洩っていることがわかったのです。
その上に、2階の浴室を支えるために、家の構造補強もしなければ
いつか家が崩れる!ということがわかり、
泣く泣く浴室のリフォームと構造補強敢行ということになりました。
そこで、わかったことなのですが、今日日、浴室はユニット化している
のです。つまり、プレハブということです。そういえば、中華料理の
バーミアンも、あのままの店舗がプレハブとしてあって、設置は
店舗そのものをトラックでもってくるだけということを聞いたことが
ありますが、浴室もそれと同じなのです。あらかじめ、工場で全て作っておいて
それを浴室ごと設置するという手法です。
ショールームにいって、壁や床や浴槽を選ぶという段取りだったのですが
このタイルにしたい、この浴槽にしたいというと、
「すみません、それはできません」「この壁タイルにはこの床タイルと
決まっています」「それができるかは会社に確認しないと。。。」
なんなんですか、この国は!
すべてがユニット化する中で、消費者の好みは制限され、決められたルールの
中でしか機能しない。
例えばアメリカのホームデポというホームセンターに行きます。
タイルも浴槽もカランもひとつずつ好みを選ぶことができます。
しかも、日本の半分以下の値段で、自分好みのリフォームが可能です。
日本で同じ事をしたいと思うと、庶民では払えない値段になってしまいます。
日本における1to1のニーズを吸い上げるマーケティングはこのように
まだまだ遅れているんです。
ただ、日本にいると、このような状況に疑問をもたないですよね。
世界を広く知ることで、日本の常識が
世界の非常識であることが初めてわかるのです。
若者よ、海外を知れ!ですね。