先日の日本ホスピタリティ推進協会の、ホスピタリティ・コーディネーター特別認定講座についてお話しましたが、そのときに、同じ理事で辻調理師学校の守木教授とお話する機会がありました。
守木さんは、なんとピラミッド(フランス・リヨンの二つ星レストラン)というレストランで2年間修行されたんですって。
守木さんから、辻静男さんの立ち上げ当時の話をうかがいました。
当時は調理師というと料理人であり、料理人はテクニックは盗むという(イコール)職人であった。そのときに政府が調理師を資格制度にしようとしたが、だれも教えられる人がいない、ということで、辻調理師学校で教えるようになったということでした。
エキスパートシステムはまさに、このエキスパート(職人)のナレッジをシステムに落とそうということですが、個人の脳に埋もれているものを顕在化してこそ、ナレッジになるのですね。