シルバーエッグ・テクノロジー社のCEOフォーリーが提唱している考え方の中に、コンシューマー・エコロジーというのがあります。確か、著書、「One to Oneマーケティングを超えた戦略的Webパーソナライゼーション」にも、その考え方を一部披露していたと思います。
エコロジーというといわゆる生態学です。自然環境と生命体のインタラクション(相互作用)と分散を考える学問ですが、とくに相互作用のところをより強調しているようです。生態学者が推測するのは、カバの群れにいるカバの数を決定するのに、水を飲みにきたカバの延べ数とユニークな数を数えて計算をしるのです。これって、マーケティングで使われる算出方法となんとなく通じるところがありませんか。
結局商売では、いったいどれぐらいの規模のアクティブユーザーがいて、それがどのように獲得されて、離脱していっているか。エコシステムを提供する企業の役割は何なのか。
案外生態学としてとらえる方が、マーケティング理論もわかりやすいかもしれませんね。