レコメンデーションBLOG

2日間のネット＆モバイル通販ソリューションフェアが終わりました。ああ、疲れた。。

昨日と今日と池袋サンシャイン６０で開催されていたネット＆モバイルのフェアに参加してきました。老体にムチ打って、２日間立ち続けで来場者に資料を配りました。まわりのブースを見ると若い人たちがいっぱい。若さには勝てませんね。こちらがシルバーエッグのブースです。手作りにしてはきれいでしょ？

昨年も出展していたのですが、今年は昨年にもまして大変な数の来場者でした。

１０時に開場次第、多くの人がなだれこんできたというイメージです。下は開場後、脇目もふらずに開場の奥へと入っていく人たち。

今年は２日間とも講演をさせていただきました。初日は、ネット＆モバイルECにおけるレコメンドをどう考えるかということ、そして今日は、モバイルレコメンドについてでしたが、モバイルに関する関心が大変高いことを改めて知らされました。

今日の話には、弊社のお客様であるGNT様もお越しいただいて、実際にモバイルでどのようにレコメンドが効果がでているかというところもシェアいただきました！参考になったことと思います。

多くの方とお話しましたが、レコメンドについてご存知のある人の数は大変増えましたが、メカニズムについてご理解されている方は本当に少ないことを感じました。

それにしても、ハイヒールたちっぱなし２日間はもう辛いです。若い元気な方でうちに来てくれる人いないですかね。。。おまかせします。

レコメンドとセレンディピティ

セレンディピティとは、何かを探している時に、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能を指す言葉という説明がWikipediaにのっています。正確にいうと、偶然何かを見つけた「運」というよりは「能力」を指すようですが、とにかくそういうことです。

オンラインショッピングは、私もよくしますが、買うものが決まっているときにそれを探すときはとても役に立ちますし、お店に行く暇がないときにも大変便利です。でも、「ショッピングの楽しさ」ということでは、実際のお店でのショッピングにかなうものではありません。

ショッピングセンターなどに行って楽しいのは、まず多くの商品が目に入ること。それこそ、偶然の発見「セレンディピティ」の楽しさがありますよね。また、他の人が何を買っているか、ある商品を見て何を話しているんだろうというのは結構気になるもんですから、それをこっそりとチェックなどもできてしまいます。

オンラインショップでは、なかなかそういう生身のショッピング体験はできません。あまりにもコントロールされた世界であり、あまりにも、「すっきり」としているからです。人工的に整備された都市よりも、小さい路地がある町の方が味があるというようなものでしょう。

レコメンドの役割としては、そのような実世界のショッピング体験をオンラインショッピングの世界にもちこむということがあると思います。他の人が買っているものをちょっと覗き見、また、セレンディピティ効果、これは非常に単純ではありますが、レコメンドの効果のひとつといえるでしょう。

レコメンドの役割としては、そのような実世界のショッピング体験をオンラインショッピングの世界にもちこむということがあると思います。他の人が買っているものをちょっと覗き見、また、セレンディピティ効果、これは非常に単純ではありますが、レコメンドの効果のひとつといえるでしょう。

ASP・SaaS・ICTアウトソーシングアワード2009受賞！

本日、ASP・SaaS・ICTアウトソーシングアワード2009の授賞式に行ってきました！

なんと、弊社シルバーエッグ・アイジェントASPが委員長特別賞を受賞しました。

[ちょっと緊張気味のトム・フォーリー]

↓

五反田のゆうぽうとで授賞式があり、結構な数（200人は下らない）の方が参加していました。

MM総研の中島洋所長が今回のアワードの審査委員長を務められていたのですが、（写真左の方）、弊社のような高度な技術もASPで提供されることになったんだなとおもったというような感想をおっしゃっていました。

その他結構多数多彩な賞がもうけられていました。中島委員長より、今回は、IT企業だけでなく、普通（？）の企業もそのノウハウなどをASPとしてサービス化してきているところに特色があり、審査員の中でも意見がいろいろと出たというようなことをおっしゃっていましたが、その反映かなと思いました。

いかんせん、弊社としては、「レコメンデーションって何？」という時代から、レコメンデーションをしつこくやっており、ASPとして日本で初めて出したことをこのように評価されて

大変うれしかったです。付添の私も鼻高々です。ちなみに、右の方はASP・Saasインダストリ・コンソーシアムの河合会長です。

この団体は、歴史はまだ浅いですが、総務省や経済産業省とも連携をとっていて、またたく間に活動範囲を広げられています。

ちなみに今回のグランプリは、コクヨS&T株式会社                                   ＠Tovas（あっととばす）でした。

会社の様々なところからの情報を”送る”というところに特化したASPサービスで、目の付けどころが大変おもしろいかったです。

ひとつ気になったのが、ASPだからコスト削減ができるということが結構いわれていたと思いましたが、もちろん高額なソフトウェア製品に比べるとASPは安価で提供されると思います。ただ、ASP＝安いという図式は違っていて、やはり価値に見合った正当な対価ということではないかとちょっと思いました。

いずれにしても、”やったー！”ということで、これまでの応援していただいた方、ありがとうございます！

iPhoneに変えました。

実はあえてずっと変えていなかったのですが、とうとうiPhoneに変えました。

当社の社長フォーリーが、iPhoneに変えて以来、あれが"Future"だといって、変えろとうるさかったもんですから、そのプレッシャーに負けました。

その後、日経新聞などでもタッチパネルの携帯電話が次世代として主流になるというような記事も出てましたね(Nokiaなど、タッチパネルへの移行の動きが激しいようです。）。

使ってみた感想ですが、電話としては馴れが必要ではないかと。今は電話していただいても、画面操作をあやまって、電話に出にくいと思います。

現在でもfacebookがiPhoneで使えるようになっていますが、SNSにはぴったりなデバイスです。今後どのような技術がモバイルSンSに出てくるかチェックしていきたいと思っています。

３月１２日にセミナーを開催します！

　　　　　　　　『売上を劇的に伸ばすキーファクターとは？』
 ～ECビジネスの戦略立案から戦略実施施策のレコメンド活用戦術まで～
　　　　　http://www.silveregg.co.jp/ja/contact/seminars

3月12日に、ネットビジネスのコンサルティング企業として定評のある株式会社シンクエージェントと共同にてセミナーを下記のとおり
開催することになりました。

今や物販の主力販売チャネルとして定着したEC＝オンライン通販。そこで売上を劇的に伸ばすキーファクターは何か？また、目先の5%の販売伸長では
なく、中期レベルでの売上倍増、N倍化はどうしたら実現できるのか？

本セミナーでは、日本における初めてのレコメンド企業として1998年に設立した当社の有する技術と経験に基づきレコメンドがどのように顧客維持
に貢献するかについてと、実際的な「レコメンドの使い方」について、解説するとともに、広く小売業・製造小売りの経営戦略、商品開発支援、
売上開発の経験が豊富なコンサルティング会社株式会社シンクエージェント様に、最新の行動マーケティングと
ネットKPI（重点指標）を踏まえて、EC事業の中長期戦略の立案の仕方についてご説明いただく機会を
ご準備しました。

セミナーに参加頂いた方々が運営されるWEBサイトビジネスにおけるビジネス戦略に、レコメンデーションをどのように活用するか、また、
今後「勝てる」ビジネス戦略とはどういうものであるかを考えるためのヒントを得る絶好の機会となれば、幸いです。

お申込と詳細はこちらのホームページより
⇒　http://www.silveregg.co.jp/ja/contact/seminars

シルバーエッグのCEOトム・フォーリーのブログからの抜粋

シルバーエッグ・テクノロジーの社長＆CEOのトム・フォーリーのブログからの抜粋！

英語で書いてあるので、ときどき、私のブログで抜粋してご紹介しようと思います。英語ブログに挑戦されるかたは、こちらをどうぞ。フォーリーの英語はきれいで高度な英語でありますので、英語を勉強されている方にもいいんじゃないでしょうか。（これは元通訳者の私の見解です。）

Browse or Purchase　（閲覧か購買か）

ショッピングサイトのレコメンデーションは閲覧をベースにすべきか購買をベースにすべきかという内容です。（以下、適度な翻訳）

「閲覧行動は、購買という行動に比べると、サイトユーザーの”そのとき”の関心や興味については、もっとタイムリーに教えてくれます。また、閲覧データは豊富にあるますから、レコメンデーション技術はデータが多い方がよい結果がでるということを考えると、閲覧行動を相関ベースとして使うというのは大変魅力的な考え方だといえます。

その一方で、閲覧行動というのは「チープ（安い）」なものです。購買ほど語ってはくれません。閲覧でユーザーが使うのは、「時間」、購買でユーザーが使うのは「お金」です。また、ユーザーがある商品を見ている場合でも、買う気持ちがある場合もありますが、ただ単に見ている場合もあります。このため、「買わせる」レコメンドアイテムを算出するには、閲覧よりも購買のほうがよりよい予測データとなると思います。

ただ、閲覧を否定するわけではありません。サイト上の行動は、複雑で雑多なものです。それらをすべて同時に解釈できるツールがあれば、いいのでしょうが。」

いかがでしょう。また、ちょこちょこ紹介します。

ただ、閲覧を否定するわけではありません。サイト上の行動は、複雑で雑多なものです。それらをすべて同時に解釈できるツールがあれば、いいのでしょうが。」

いかがでしょう。また、ちょこちょこ紹介します。

風邪ひいているときにはグリューヴァイン（ホットワイン）かも。

久しぶりにめちゃくちゃ風邪を引いています。

ひとつ大きなディールをして気が抜けたのかもしれません。まだ修養が甘いです。

頭痛とくしゃみとのどの痛みに加えて、目の周りが熱いのですが、さすがに赤ワインも体が受けつけません。

と、思いついたのですが、グリューヴァインならば飲めるかもしれません。これはドイツ語ですがヨーロッパで飲まれるホットワインで、赤ワインに、オレンジピールやシナモン、クローブとか砂糖を入れて沸騰させない程度に温めるもので、とっても体が暖まります。

私のドイツ人の友達は、いわゆるホットワインミックスなるものを自国から買って帰ってきて作ってくれたことがありましたが、今私の手元にはないので、ちょっと面倒くさいですが、今晩寝る前にでも作ってみようと思ってます。

それで今週１１日までの２日間をなんとか乗り切ろう！

モバイル・グランプリ最終選考に参加してきました。

昨日、モバイルグランプリの最終選考会に参加してきました。

実は、私、モバイルグランプリの最終選考委員です。

今回は自薦・他薦を含め３００サイト以上の応募があったそうです。

モバイルサイトでも、単体で何百億円の売り上げをしているところもありますが、まだまだ規模的にはPCサイトに匹敵しません。それでも今回の選考では、今後のモバイルサイトの可能性をまざまざと眼のあたりにした感じです。

EC研究会が今年初めて行った賞ですが、EC研究会は１９９６年から日本におけるECビジネスの発展に注目して、毎月講演を開催したり、日本オンラインショッピング大賞といったECビジネスの啓蒙活動に貢献している団体ですが、やはりいち早くモバイルコマースに目をつけたのはさすがです。

最終選考委員には、村山らむね氏（初めてお会いしました）を始め、おもしろい方々がいらっしゃって、各々のご意見は参考になりました。（まだ発表前なのであまり書けないのがくやしいです。）

さて、発表は２月２５日ネット＆モバイル通販フェアでです。弊社も出展していますし、私も講演いたしますが、いったいどこが初のグランプリになるんでしょう。

なんと、シルバーエッグのレコメンドが経済産業省にチェックされていました！

当社シルバーエッグ・テクノロジーのレコメンデーションサービスは、ASPの形で提供されていますが、その特徴のひとつとして、成果報酬型ということがあります。

レコメンデーションをASPで日本で初めて提供したのも、また成果報酬というのも日本初めてですが、その成果報酬型というのが、経済産業省にチェックされていた！ことがわかりました。経済産業省から昨年に出た「情報システムのパフォーマンスベース契約に関する研究」の４９ページにシルバーエッグ・テクノロジーのアイジェントASPが成功事例として紹介されています。ちなみにこれはインタビューを受けたものではありません。

成果報酬は、パフォーマンスベースとも言われますが、このモデルで一番大切なのは、「価値」の提供です。つまり、価値を提供した部分だけからお金を頂戴するということで、決して、成果報酬だから安いということではありません。価値相応のチャージとなるため、成果報酬（パフォーマンスベース）では、その測定指標KPIの設定の仕方が大切です。

そもそも、私たちが、レコメンデーションのソフトウェア販売からASPというモデルにしたのもまさに、この「価値」を考えてでした。

当時、高額であったレコメンデーションのソフトウェアですが、導入するときにどのような成果がでるかわからない、それではなかなか投資ができないという問題がありました。そういった企業に対して、当社がリスクをとる（ソフトウェア代や導入費は頂戴しない）ことで、サイトの信頼度をあげて売上げやリピーター率をあげるレコメンドという機能を手軽にトライしていただくための手法としてASPを採択したのです。

今後IT業界でも、パフォーマンスベースという本当の価値を提供するためのビジネスモデルがより増えていくことと思いますが、それでも一番のネックは、「価値」のとらえかたを市場がどのように受け入れるかだと思います。

Nikkei NetのIT+PLUSで有賀貞一氏が書いていますが、とくに受注開発の世界では、人月単価という考え方があり、一般的にどうしてもこの考え方が多くの会社を左右していると思います。つまり、開発してもらったプログラムの「価値」ではなく、かかった時間のコストとしての捉え方が大勢です。実際、受注開発において、価値をどのKPIで表すかというのは、大きなチャレンジだとは思いますが、よく、ITエンジニアが夜遅くまで働いて帰れないというのも、この人月単価での受注開発の悪弊のような気もします。

また逆に、発注企業側も、自分たちの支払う金額に見合ったサービスや技術を受けられるためにも、パフォーマンスベースについてより啓蒙活動が必要かもしれません。

疲れたときに飲む爽やかなソーヴィニョンブラン

久々に疲れが出たのか、朝から頭がふらふら。（英語じゃspinningといいますが、スピンしてるってそのままです。）会議があったのでどうしても会社に出ましたが、４時頃にやはりリタイアしました。

こんな時、爽やかな気持ちにさせてくれるのが、ソーヴィニョンブランという白ワイン。シャルドネの酸味があんまり好きじゃない私は、仄かに甘みもあるけど、それと同時にほどよく辛口、リフレッシュでエレガントなソーヴィニョンブランが好きです。

まあ、こんなときは本当は飲まない方がいいんですがね。。。それがなかなか難しいわけで。