シルバーエッグでは、エクストリーム・プログラミング(extreme programming)という開発手法を取り入れています。
これはソフトウェアを開発するときの手法で、特徴としては
- 小チームで行う
- 開発期間を短く区切り(1から2週間)、その期間で設計・実装・テストを繰り返していき、製品の完成に近づけていく
- 顧客や開発者間のコミュニケーションを重視
などがあげられ、ウィキペディアにも詳しく説明がのっています。
この手法は、別名アジャイルソフトウェア開発手法ともよばれていますが、
"Agile(アジャイル)"というのは、ビジネススクールでも大変もてはやされる言葉ですね。
名詞にして、"Agility(アジリティ)"っていわれますが、「敏捷さ」や「機敏」といった意味です。
ビジネススクールのクラスでも、Strategic Agilityというようなコースがあるぐらいです。
ここでは何を教えているかというと、現在は状況の変化が激しい、それには組織も刻々と変化していく能力を持たねばならない。そういった組織をどうつくるかというような内容です。
この言葉を冠にもっているということは、つまりエキスパート・プログラミングという手法も、ビジネス環境が激変する中、変化に適応していけるやり方だということを示唆しているわけなんでしょう。
変化への適応というのは、開発手法や組織のみならず、個人の考え方にも求められる大変重要なポイントだと思います。よく「ゆでガエル」の例が研修などで説明されますが、周りの環境が自分にとって×の環境になる前にいち早く環境の変化に気づき、新しい環境に適応できる、というのはできるようでできないものです。企業でも、これまでお客様に支持されてきたやり方を変えるのは本当に勇気がいるものですが、「大変だが敢えて(あえて)」よりベターな方法をとっていける、そんな企業になりたいものです。