東京ー大阪の移動間で読む本を出張のたびに買うのですが、今日は
ジョン・キム氏の『媚びない人生』というタイトルに惹かれて
買ってみたところ、これが若者向けですが大変に心にささる本でした。
慶応義塾大学の準教授であるキム氏が、自分のゼミの学生に
送る「はなむけ」の言葉で、自分というものをもって人生を生きる
ためにどう考えればよいかについてお話をされています。
つまり自分が自分の人生の支配者であれというのがメッセージです。
私は結婚している相手がアメリカ人ですが、都度都度に、
「他人と異なっていることが素晴らしい」
「ルールは破るものだ」
「必ずしも正解はひとつではない」
と教えられてきた人と、
「出る杭はうたれる」
「ルールは守るものだ」
「正解は○か×だ」
と教えられてきた人との間には、大きな隔たりがあることに
気付かされます。
この本にもあるとおり、世界はますますボーダレス化しており
もはや競争相手は日本という枠を超えてしまっています。
そんな世界では明日何が起こるかまったくわからず大変
不安です。そういったときに頼れるのは唯一自分であり、
自分を強くすることが生き勝つ術であると思うわけです。
若者にはもちろん、子供を持つ親にもおすすめです。
親として、子供がこのような考え方をもてるように
サポートしていきたいと思ってます。